2011/12/30

Javaでできるだけ安全にデータを直列化するためのてきとう備忘録

現在絶賛放置中の Web サイトを今後の発信基地として再開発したいと思い立った事がきっかけで、最近は Web サイトの簡易更新支援ツールの開発を考えている。

簡単な HTML ジェネレータと FTP クライアントを一緒にしたようなものを作りたい。

特に、FTP クライアントを作る際には、ユーザビリティのためにアカウント情報(ユーザ名とかパスワードとか)をローカルに保存しておき、できるだけワンタッチでサーバにアクセスできる仕様にしたいなと考えている。

データのセーブとロードは至るところで使いそうだし、今日はそこらへんの実装をステップバイステップで書き残しておこうと思う。

あ、この記事のサンプルコードには FTP 接続の実装例は含まれていないので、そういう内容を期待している方にはごめんなさい。あくまでデータのアーカイブに関する話題に絞ってもそれなりの分量になってしまったので……。

2011/12/28

近況報告

先日、研究室の忘年会に参加してきた。

仮配属の3年生に、『興味深い研究テーマとかはあるかな?』と訊いたところ、『たーせるさんのテーマは面白いと思います』と言ってもらえた。社交辞令だとは思うけど、なかなか嬉しいものだ。



現在は、学位論文の執筆・校訂やらプレゼン用のスライドづくりやらで、猫の手も借りたいほど忙しい状態だが、それほど焦る気持ちはない。

同時進行で複数の課題を片付ける事が、昔ほど苦手ではなくなったのはよい事だと思う。



うちの B4 で気がかりなのが、理屈を知らずに人の成果に乗っかる研究姿勢が治らないという事。 しかもそれを抜いてしまうと、成果といえるほどの成果が残らないのもまた問題。

既存技術を組み合わせるにしても、誰もが思いつくような組み合わせ方では何の面白みも感じない。 『そうきたか!』と思わせる意外性の一つでもあればよいのだが。



先日、ついに炭酸飲料を自作できる夢のような道具を買った。コーラとかが作れる。最初は炭酸を吹きこぼしたり、味の加減を失敗したりと色々あったが、今はなんとか上手にできるようになった。

買い物に行くたびに重たいペットボトルを持って帰らなくてよくなった事と、ペットボトルゴミが減った事は個人的にかなり幸せな事である。



ネットワークスペシャリストに合格したからと言って、その日から何かが変わるわけではない。

今にして思えば、資格自体は別にネットワークである必要はなかった。とにかく“苦手な状態からスタートして、短期間でその分野の最難関資格を取った”という事実が自分の中で大きな自信になった。



今はやりたい事が溢れている状態。

2011/12/21

これなら受かる! 『ネスペ22 (β版)』

高度情報処理技術者試験の参考書選びは難しい――。

IT パスポートや基本情報技術者のような万人向けの入門資格では、懇切丁寧な解説やかわいいイラストをふんだんに盛り込んだやさしい参考書が充実しており、受験者は自分にあった教材を選ぶ事ができます。

しかし、試験のレベルが高度化するにつれて、こうしたとっつきやすい参考書が減っていき、よく言えば質実剛健、悪く言えば無味乾燥な参考書ばかりになっていきます。受験層を考えれば致し方のない事かも知れませんが、正直、僕には少々きつい。

というわけで、前置きが長くなりましたが、久しぶりの書評ということで、本日は「本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説と合格のコツ」という副題のついた『ネスペ』シリーズをご紹介したいと思います。

『ネスペ22 β版』

2011/12/16

ネットワークスペシャリスト試験に合格しました

応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。




【1月5日追記】

合格証書が届きました。応用情報技術者の証書と併せて。

2011/12/03

Processingでかんたん3Dアニメーション

P5 Advent Calendar 2011 3日目を担当しました。

本日のテーマは【かんたん! 3Dアニメーション】です。みんな大好き Processing で、こんなものを作ってみました。

段ボール製ロボット“ダンボー”が、ただただ歩き続けるだけのシンプルな作品です。



【どうやって作ったの?】

この作品は、たくさんの直方体パーツを時間の経過とともに少しずつ動かして『歩いているように』見せています。

とはいえ、単純に一つひとつのパーツを無秩序に動かせばよいというわけではありません。 パーツ間の幾何構造をきちんと連携させるためにはそれなりの工夫が必要です。

そこでこの記事では、 3 次元アニメーションをそれっぽく見せるためのささやかなテクニックをご紹介していこうかと思います。

記事の前半で技術解説を適当にやって、後半で全ソースコードリストを公開します(ソースだけ欲しい方は記事の最後まで一気にスクロールして下さい)。

技術解説は、3 次元を扱う上で基礎中の基礎となるお話から始まり、座標変換の話題からデータ構造の考察へと話が繋がります。高校レベルの簡単なベクトルや行列の概念を知っている方を想定していますが、本文中には数式が登場しませんので、理系以外の方々にもご理解いただけるかと思います。モーションアニメに限らず、考えを広げるヒントになるかも知れません。

また、OpenProcessing の当該ページからはプロジェクトを一括してダウンロードして頂けます。